「あの日わたしはフグだった」の話
あわのあゆむです。
今回は、先日投稿した「あの日わたしはフグだった」という曲について書きます!
①曲と歌詞
②歌ってみた
③絵と動画
④ボカコレ
の4つに分けて、色々書いていきます~。
-----------曲のリンク-------------------------------------------------
【初音ミク Ver】
【歌ってみた(はらもりよしなさん)Ver】
あの日わたしはフグだった ver.はらもりよしな - YouTube
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①曲と歌詞
曲はもちろんお気に入りなんですが、何を書こうかと考えるとむずかしいので、コードの話を一つします。
曲のド頭のコードは「Emaj7(9)」なのですが、これはアントニオ・カルロス・ジョビンの「wave」をコピーしてたときに知りました(ルート音は違うと思いますが)。このコードが良い感じだったので、曲に使ってみたいと思って作り始めました。なので、曲の作り方はコード先行型とでも言うんですかね。「wave」はお気に入りなのですが、曲名と今回の歌詞は特に関係なく、たまたまフグの歌になりました。今書いていて気づきました。
ちなみに最初はマジカルミライの楽曲コンテストの応募曲にするつもりで作ってたのですが、途中で何か違うような気もしたので、しばらくラップをして冷蔵庫に入れて寝かせていました。
歌詞については、絵と動画を作っていただいたitsme(いつみ)さんのブログで、とても分かり易く解説してもらっているので、ぜひそちらもご覧ください!
フグには元々毒はないけど、生きるために毒をもつ生物を食べるから、フグも毒を持つようになったんですよね。どことなく人間も同じような気がしますよね。
↓いつみさんのブログ
②歌ってみた
今回の曲は人に歌ってもらうのもアリかなと思ったので、はらもりよしなさんにお声掛けし、快諾していただきました。はらよさんの歌は、CD(「はらよコンピ」)を買って聴くくらいお気に入りなので、うれしかったですね!歌の音声データをいただいたときは、それだけでもう既に味があって、改めて上手だなあと思いました。人の歌声を扱うのは難しかったですが、良い感じの歌ってみたに仕上がったように思います。
はらよさんからは、ミックスについてもアドバイスいただいたのですが、これが結構自分にとっては大きくて、歌ってみたVerだけでなく、初音ミクVerのミックスも修正をくり返しました。今作はコメントなどで、サウンドを褒めてもらうことも多かったのですが、それははらよさんのアドバイスがあったからだなあ~と個人的には思っています。
↓はらよさんのコンピCD「HarmonY」
CD:はらよコンピ1 「HarmonY」 - よしな家 - BOOTH
③絵と動画
絵と動画をどうするかをはらよさんと話し合ったとき、「お願いするならitsme(いつみ)さんかな~」と思ってたら、偶然はらよさんも同じ考えで驚きました。なので話し合いというより、すぐに決まりました笑。その後いつみさんにお声掛けしたら、快諾していただけました。基本的に絵柄や展開などは、すべていつみさんにお任せする形で作っていただきました。
完成したMVを見たときは感動しましたね。背景の細かさ、所々にあるフグポイント、サビなどでのアニメーション、ギターや料理の再現度の高さなどなど、良い点を挙げればキリないです。サビのフグミクさんもかわいいですよね。たぶん自分のこれまでの作風も汲み取っていただけたのかなと思って、うれしくなりましたね。いつみさんブログも読みましたが、図書館でフグの勉強までしていたとは…。あとミクさんVerとはらよさんVerで、絵を少し変えているところも良いですよね。そういうこだわりや丁寧さは、同じく一応曲や絵を作っている作り手として、とても尊敬しています。曲の雰囲気にもぴったりで、すごく良いコラボ作品が出来たと思っています。
④ボカコレ
MVが完成したタイミングが、偶然ボカコレのちょっと前だったので、ちょうど良いなと思い、この曲を引っ提げて参加しました。ボカロ版も歌みた版も、とても良いと感じたので、ランキングはもちろん入ったら嬉しいですが、それよりも多くの人に見てもらえる場所で、作品を公開したいなと思った次第です。
↓ボカコレの詳細はHPをご覧ください
結果としては、ミクさんVer(TOP30のうち27位)もはらよさんVer(歌ってみた10位)も、ランキング入りさせてもらいました!ありがたい限りでございますな~…。手前味噌ですが、有名な人たちも沢山参加していた中で、自分たちの作品がランキングに入ったというのは、一つの自信にしても良いのかな~と感じています。
あと、やっぱりボカコレが楽しかったのは、「ボカロのお祭り」感があったからだと思いますね。新曲の数もすごいことになってたし、それをすぐに好きなだけ聴けるのは、ネットならではの良さだなと思います。リスナーが参加できるのも良いですね。新曲も気になったのは所々聴いてますが、どれも良いし、ランキングに入っていない曲でも良い意味でヤバイのはゴロゴロありますね…。
個人的には、ボカコレを通してモチベーションが結構上がったように思います!嬉しいことですね。また春にもあるみたいなので、それも出来たら参加してみたいと思います。(今度は参加数がもっと増える予感がする…🙂)
~終わりに~
すいません、結構長くなった気がします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
フグ料理を食べるとき、快速列車に乗るとき、ポケットに入れたレシートを探すとき、海やお風呂でプカプカ浮かぶとき、などなど。そんなとき、そういえばこんな曲もあったな~と、たまに思い出していただければ幸いです。
ではまた!
「数学とリンゴ」の話
あわのあゆむです。久しぶりの更新です!
先日「数学とリンゴ」という曲を投稿したので、それについて少しだけ書いてみます。
曲は以下から視聴いただけます。🍎
曲の解釈は名言しない方がいいのかもしれませんが、たまには良いかなと思ったので、今回は何となく言っちゃいます。セルフインタビュー形式です。
なんで「数学とリンゴ」?
⇒数学って、学生が仕方なく勉強するものという印象がありますが、楽しんで勉強している人も中にはきっといますよね。それって素敵なことだなあ~とふと思ったので、そういう人の日常の1ページをテーマにしたいと思いました。そのため、この女の子は数学好きという設定です。リンゴが出てくるのは、勉強のおやつに良い気がしたからです。
なんで最初の歌詞が恋愛の話になってるの?
⇒歌詞の内容としては、「勉強しているときは頭の中を数字が渦巻いているけれど、夢の中では結局好きな人のことを考えている」というものです。それってなんかロマンチックであり、同時に日常の最たるものな気がしたんですよね。なのでそんな歌詞にしてみました。
なんで間奏で色が変わるの?
⇒夢って潜在的な意識や感情がワーッと出てくる気がするので、その激しさや鮮明さというのを、カラフルな色で表現したかったからです。なるべくチカチカしないように、色合いや薄さを調整して、気をつけたつもりです笑。
右の方で寝てるでっかいリンゴは何?
⇒なんでしょうね。でっかくてかわいいですね。
なんで本のタイトルが「曲面の幾何学」なの?
⇒リンゴの曲面って数学的に意味がありそうな気がしたので、そんな内容が書いてあったらいいなと思ったからです。(高校の数学でカージオイドっていうのもあるみたいです。)
簡単ですが、このくらいにしておきますかね。
もし他に聞きたいことがあれば、コメントなりしてもらえれば答えたいと思います。🍎
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた!
1stアルバム「あわのレストラン」の話
こんにちは、こんばんは。あわのあゆむです。
2020年4月15日に、1stアルバム「あわのレストラン」をリリースいたしました~!パチパチ-! パフパフ-!
自分のアルバムCDを作ることは一つの目標でもあったので、とても嬉しいです。ただ曲はもちろん、イラストから何から全部一人でやったので、思ったより大変でした…。
ということで、ご購入いただいた方々のため、自分の備忘録のため、そしてこれからオリジナルCDを作ろうと考えている人のためにも、まとめを記していこうと思います!
↓アルバム詳細はこちらから!クロスフェードもあります。
今回は下の4つのテーマに分けて、まとめていこうと思います。
<アルバム概要>
<絵について>
<曲について>
<まとめ>
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<アルバム概要>
まず何でアルバムを作ったのかですが、理由としては二つあります。
一つは、一度でいいから自分のCD(現物)を作ってみたかったからです!今まで色んな同人CDを買ってきましたが、一応自分は制作者側でもあるので、そういう作品を作ってみたいと思いました。(本当は即売会とかで手渡ししたかった…!)
もう一つは、これまで自分の予想以上に、多くの人に聴いていただけた曲もあったため、ネットに投稿するだけでなく、何か作品として残してもいいんじゃないかなと思ったからです。
そんな感じで制作を開始しました。おおまかな手順としては、
アルバムの全体像を考える ⇒ プレス会社を決める ⇒ 曲と絵をひたすら作る
⇒ 完成したら納品する ⇒ Boothを準備する ⇒ CD届いたら販売開始!
という感じでやりました。特に絵に関しては、プレス会社によって色々規定があるため、普段曲を作る人がやろうとすると、知らない用語が多くて自分みたいに面食らうと思います。(そもそもPhotoshopやIllustratorがある前提になってて、ほえ?みたいな笑)
自分はフォトショップもイラストレーターも持っていなかったので、画像データで印刷してもらえる所を探しました。またCMYKモードで絵が描けるソフトがなかったので、自分はフリーの「Krita」というソフトで描きました。
CDの作り方は様々で、プレスにするのか、コピーにするのか、コピーなら手焼きにするのか、ケースはスリムなのかジュエルなのか、ジャケットは何枚綴りにするのか、何枚作って校正サービスはどうするのかなど、決めることが沢山あります笑。
ですので、頭からネジが飛んでいかないくらいにほどほどに悩んで、自分に合ったやり方を選択するのが良いのかなと思いました。
<絵について>
今回はレストランをテーマに描きました。私のレストランに来てもらって、曲という料理を堪能してもらう的なニュアンスです!表紙のレストランの絵には、曲にまつわる食べ物やキャラクターなどを散りばめてみました。
絵を描くのは得意じゃないので、仕上がりはあっさりほんわかしてますが、けっこう難しかったですね。でも良い感じにできたと思います。個人的には、メニューを紹介しているミクさんがめちゃお気に入りです!
<曲について>
既存の曲に加えて、2つ新曲を入れてみました。
一つは「前菜 -instrumental-」という曲です。野菜を切ってる音や冷蔵庫を閉める音、お皿を洗う音などの音素材(フリー素材)をベースに、お通し的な雰囲気で作ってみました。
もう一つは「サヨナラ風船」という曲です。自分はこれまで明るいアップテンポな曲が多かったので、ちょっと暗め?の曲を作ってみました。実は一度歌詞が出来た後に、もっと悲しい歌にしたいと思って、書き直しました。またミクさんの声もDarkバージョンを使用して、より繊細で感情的な歌にしました(特に最後の方がお気に入り…!)。自分としては、割と気に入っている曲でもあります。
<まとめ>
長くなりすぎてもあれなので、とりあえずこの辺でまとめます!
今回は初めてのアルバムCDを一人で作るという、なかなか大きなチャレンジをした気がします。でも自分の作品が形になったときや、買っていただけたときはとても嬉しいです!ありきたりなコメントですが、作ってよかったなと思いましたね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それではこの辺で。
「ミクノフシギ」の話。
こんにちは、こんばんは。あわのあゆむです。
2020年3月9日、すなわちミクの日ということで、記念に曲を作ってアップしました!
曲はこちらからどうぞ ↓
<サウンドと歌詞について>
いつも通り、ギターとベースは弾いて録音しました。あと今回はブラス系が合うと思ったので、金管の音も入れてみました。より楽しげな雰囲気になりますね。あと隠し味?として、コンガみたいな民族打楽器も入っています。
歌のメロディーは何度も修正したこともあり、とても気に入っています!ミクさん映えする感じにできました。
サビだけの曲とはいえ、ちょっとこだわるとやはり手間はかかるものですね。でも仕上がりには満足してて、完成後は何度もリピートしてました笑。
歌詞はあまり考えずに、さらさらと作れた気がします。ただやっぱり曲先だと、言葉数を合わせるのが難しいですね。ボキャブラリーというより、言い回しにいつも悩まされます。
<イラストと動画について>
表情はとりあえず >< これ一択でした!イラストや動画作りはまだまだ探り探りですが、良い感じにできた気がします。個人的には、おまんじゅうみたいな顔の形がお気に入りです。まるいミクさん。良いっすね。
39秒動画ということで、文章もサクっと書きました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
ではまた。
「確率論」の話。
あわのあゆむです!ブログ作ってみました。
曲を投稿したときとかに、ちょっとした解説的なことを書いてみようかな~と思っています。まあためになるかどうかはわかりませんが、少しでも参考になればうれしいです笑。よろしくお願いします。
早速ですが、「マジカルミライ2020」楽曲コンテストに応募した、「確率論」という曲について書いていきます~。
曲はこちらからどうぞ。
<使用したソフトや楽器など>
DAW:Cubase10
ミクさん:V4X(今までの曲も全部これです)
ギター:フェンダーメキシコのテレキャスター(今までの曲も全部これです)
ベース:フェンダージャパンのベース
ドラム:AbbeyRoad Vintage Drummerなど
後はオルガンやタンバリン等を入れています。けっこうシンプルな編成ですね。
<曲作りについて>
時系列でいきます!
①まずどんな曲にするか。
今回は時間が限られているので、一番やりやすい元気なバンドサウンド一択!
ということで、ギター弾きながらメロを考えて、浮かんだらスマホのボイスレコーダーに録音。同時にDAWにドラムを打ち込みながら、一曲全体の構成をおおまかに決めてしまって、ボイスレコーダーに弾き語りを録音。
②ドラム
ボイスレコーダーに録音したものをもとにして、最初にドラムを一曲全体打ち込み。(単純作業いとつらし…)
同時に歌のメロディーも打ち込む。
③ベース
続いてベースを弾いて録音。ベースは弾けてもノイズがあると目立つから、意外と録音がむずかしい。リテイクが多かった。
④ギター
次はギターを録音。サイドギターやリードギター、ソロ、2番の静かになるとき用、ラスサビに追加する用など、色々トラックを重ねる。ギターソロはボトルネック奏法で、オーバーダビング(全く同じフレーズを2回弾いて重ねる)して厚みを加える。
⑤音の追加
上モノとして、オルガンやタンバリンの音を追加。
⑥ミクさん
この辺りでミクさんを呼ぶ。歌のメロディーと歌詞を覚えてもらって、細かい調声を指示(単純作業いとつらし…)。終わったらハモリを入れて、サビはオクターブ下も追加。ミクさんお疲れさま。
⑦ミックス・マスタリング
ミックスは作りながらやる。今回、ギターの音にはGuitar Rigをインサートして、少し音量を上げてみました。最後に音圧とかを整えて完成。
<歌詞について>
歌詞やタイトルの意味については、聴いた人の感性にゆだねたいので、特に書くことはないかなと思います。ただ、一つ意図的に何度も入れたのが「愚か」という言葉でした。この「愚か」というのは、自分が好きなスピッツから来ています。(ボカロ曲じゃなくてすいません!)
スピッツの曲には、時々「愚かな」とか「馬鹿げた」という歌詞が出てきます。自分はこれが好きなんですよね。決してマイナスなことを言っているのではなく、卑屈でもなく、それでいて人間らしさを上手く表現している気がします。単語だけだとマイナスな意味ですが、曲の中でこれらの言葉が登場するタイミングが素晴らしく、良い薬味みたいになっているんですよね。そしてあの澄んだ歌声でさらっと歌う、ほどよい違和感。あ、このままだとスピッツを語るだけになってしまうのでこの辺で。
とにかく、今回はこの世界観を、少し自分の曲にも入れさせてもらいました。
そんなわけで、今回の解説は以上です!まあ少しでも、楽しんで曲を聴いていただけるきっかけになればうれしいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
感想等ありましたら、コメントとかしていただければ読みますね~。
ではまた!